施工事例 case study
- 工事費用
- 120万
- 工 期
- 1ヶ月
- 業務内容
- 既存の折板屋根を活かし、断熱コート(遮熱塗装)で暑さ対策と雨漏り対策を行った施工
- 所在地
- 兵庫県
工場や倉庫の屋根は、面積が広いぶん夏の日差しをまともに受けて、室内の温度がぐんぐん上がりがちです。そこに雨漏りまで重なると、作業環境にも建物の傷みにも影響してきます。
今回ご紹介するのは、兵庫県のK社様からご相談いただいた屋根リフォームの事例です。長年悩まされていた雨漏りと、夏場の厳しい暑さ。この二つを一度の工事でまとめて見直したいというご要望でした。
同じようなお悩みを抱える企業のご担当者様にとって、参考になる内容かと思います。実際にどんな課題があり、どう対応していったのか、順を追ってご紹介します。
工場屋根の雨漏りと夏の暑さ、K社様が抱えていた課題

K社様の建物は、広い面積の金属屋根(折板屋根)でした。稼働から年月が経つなかで、少しずつ屋根の傷みが進んでいたそうです。ご相談をいただいた時点では、主に次のようなお悩みを抱えていらっしゃいました。
- 雨が降るたびに、屋根の一部から雨漏りが起きていた
- 夏になると屋根から熱が伝わり、室内がかなり暑くなっていた
- 空調をかけてもなかなか効かず、光熱費がかさんでいた
- 屋根の色あせやサビが目立ち、建物全体の見た目も気になっていた
金属屋根は、太陽の熱を受けると表面がとても高温になります。その熱が室内へ伝わることで、夏場の作業環境が厳しくなっていたようです。雨漏りについても、放っておくと下地や建物内部の傷みにつながる心配があり、早めに手を打ちたいというお気持ちがありました。
現場で働く方々の環境を整えたい、建物も長く使えるようにしたい。K社様のご相談には、そうした思いが込められていました。
K社様が屋根断熱コートを選んだ決め手
雨漏りと暑さ、この二つのお悩みをどう解決するか。K社様といっしょに検討を重ねた結果、屋根に断熱コートを施す方法を選んでいただきました。決め手になったのは、主に次のような点です。
- 屋根を張り替えずに、今ある屋根を活かして工事ができる
- 塗膜で屋根を覆うことで、雨漏りの原因になる隙間やサビへの対策につながる
- 熱を反射する遮熱性能により、夏場の室温上昇をやわらげる効果が期待できる
- 張り替えに比べて工期が短く、稼働への影響を抑えやすい
とくにK社様の場合、工場を止めずに工事を進めたいというご希望がありました。屋根を全面的に葺き替える方法だと、どうしても工期が長くなり、稼働への影響も大きくなります。その点、既存の屋根を活かせる断熱コートは、コストと工期のバランスがとりやすい方法でした。
雨漏り対策と暑さ対策をまとめて行える点も、大きな後押しになったようです。一度の工事で二つの課題に向き合えることに、ご納得いただいたうえで進めることになりました。
屋根断熱コートの施工手順と現場での対応
工事は、屋根の状態を整える下地づくりから始めました。塗料はきれいに塗るだけでなく、下地をしっかり整えることで仕上がりや持ちが変わってきます。K社様の屋根では、次のような流れで作業を進めました。
- ケレン作業:屋根のサビや浮いた古い塗膜を落とし、塗料が密着しやすい状態に整えます。ボルトまわりのサビも一つずつ手を入れました
- 高圧洗浄:長年たまった汚れやほこりを水の力で洗い流し、下塗りに適した清潔な面をつくります
- サビ止めプライマー塗布:金属屋根の弱点であるサビへの対策として、下塗りにサビ止め材を塗ります。ここが雨漏り対策の土台にもなります
- 断熱コート中塗り:遮熱性能を持つ塗料を塗り重ねていきます。均一な塗膜になるよう、ムラを抑えながら仕上げました
- 断熱コート上塗り:最後にもう一層塗り重ね、塗膜に厚みと強さを持たせます

金属屋根の雨漏りは、サビや塗膜の劣化で生じた小さな傷みが原因になることが多いです。そのため、下地処理とサビ止めをていねいに行うことを大切にしました。塗膜で屋根全体を覆うことは、雨水の入り込みを抑える対策にもつながります。

遮熱塗料は、太陽の光を反射して屋根表面の温度上昇をやわらげる働きがあります。白系の色を選んだことで、熱を受けにくい仕上がりになりました。工事のあいだも工場の稼働は続いており、現場では安全と作業音に配慮しながら進めています。
雨漏りと暑さ対策をまとめて見直すという選択

今回のK社様の事例では、屋根の断熱コートによって、長年の雨漏りと夏場の暑さという二つのお悩みに、一度の工事で向き合えました。屋根を張り替えずに済んだことで、工期やコストの負担を抑えつつ、稼働への影響も最小限にとどめられています。
工場や倉庫の屋根には、こうした課題がよく見られます。
- 金属屋根のサビや塗膜の劣化による雨漏り
- 夏場の室温上昇による作業環境の悪化
- 空調が効きにくく、光熱費がかさむ
- 屋根の色あせで建物の見た目が古びて見える
これらは、下地処理から仕上げまでを丁寧に行う遮熱塗装によって、改善が期待できる部分です。屋根の状態や建物の使い方によって、適した工事の方法は変わってきます。まずは今の屋根がどんな状態にあるのかを知ることが、対策の第一歩になります。
雨漏りや夏の暑さでお困りの際は、早めにご相談いただくことで、選べる方法の幅も広がります。K社様の事例が、同じようなお悩みを抱える企業のご担当者様のヒントになればうれしく思います。
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