施工事例 case study
- 工事費用
- 940万
- 工 期
- 2日間
- 業務内容
- 大型空調を試験導入、設置
- 所在地
- 兵庫県加古川市
本記事では、工場で夏の暑さ対策に悩む経営者の方に向けて、熱中症リスクとどう向き合ったかをご紹介します。
築年数の古い工場では放熱がうまくいかず、西日や機械の稼働熱が重なることで、室温が体感的に大きく上昇してしまうケースが少なくありません。工場内の推奨温度は26度〜28度とされる中、実際には30度前後まで達する日もあるという声も多く聞かれます。
より詳しい導入方法や製品の特長については、サービスページにて詳しくご案内しております。あわせてご覧ください。
工場を悩ませた「西日」と「機械熱」、夏の暑さ対策という課題
西日による室温上昇と機械列の発熱が重なる過酷な現場環境
工場の暑さに拍車をかけていたのが、強い西日の影響でした。夕方にかけて日射による室温上昇が続くうえ、稼働中の機械列からも熱が発生するため、現場は「ただでさえ暑いのに、さらに暑くなる」という二重の負荷を抱えていました。こうした環境下では、従業員の熱中症リスクも高まりやすく、早急な対策が求められる状況だったといえます。
決め手は「デモで感じた体感」。大型空調導入までの道のり

空調の活用など様々な方式を模索していた背景
屋根対策だけでは限界があると分かってからも、空調導入への思いは以前からあったといいます。ただし、広い工場と高い天井という条件のなかで、どのような方式が最適かはなかなか判断できませんでした。さまざまな空調案や、情報を集めながら模索が続いていたそうです。
真冬のデモで従業員が実体験できたことが導入の後押しに

そんな折に出会ったのが、大型空調という選択肢でした。導入の決め手となったのは、実際にデモ機を体験できたことです。真冬の実施ではあったものの、従業員が自分の肌で効果を感じられたことが大きな安心材料となり、まずは最も暑さが集中する機械周辺への導入を決断するに至りました。
導入後、現場の声が一変。「涼しくなった」「自分たちのエリアにも」の反響

5月〜6月の初期稼働で得られた従業員満足度の高さ
大型空調の稼働が始まったのは5月から6月にかけて、気温が30度前後まで上がる日でした。実際に稼働させてみると、空気の循環が良くなったことで「涼しくなった」という声が上がるなど、現場の反応は総じて好意的だったといいます。直接風が当たり続ける方式ではないものの、体感的な涼しさと作業のしやすさが改善されたことが、従業員の満足度の高さにつながっているようです。
体感温度の改善と、機械周辺以外の従業員からの要望
大型空調の効果を実感したのは、設置場所である機械周辺の従業員だけではありませんでした。「自分たちのエリアにも設置してほしい」という声が、機械周辺以外の従業員からも上がったといいます。投資に対して従業員が素直に喜んでくれたことは、経営側にとっても大きな手応えとなり、初期評価はおおむね良好な結果となりました。
夏本番に向けた運用の模索。スポットクーラー併用と電力・コストの検証

26℃〜28℃を目安にした稼働基準の試行錯誤
工場内の設計温度としては、26度から28度あたりが一つの目安として意識されているそうです。とはいえ、常にその温度を維持し続けるのは難しく、現状では稼働・停止の判断を現場の感覚に頼っている部分も多いといいます。本格的な夏の暑さを迎えるにあたり、どのような基準で運用していくかは、引き続き模索が続く段階です。
追加設置(4台目)の可能性を含めた今後の投資判断
広い工場ゆえに、送風が奥まで行き届くかどうかという不安も残っています。そのため、風向きの微調整を行いながら最適な配分を探るとともに、必要に応じてスポットクーラーとの併用も検討されているそうです。今季は試行運用の期間と位置づけ、効果測定を重ねながら、状況次第では大型空調の追加設置も選択肢に入れているとのことです。
「小さな一歩」から始まった暑さ対策。今後の運用と広がる可能性

築古工場ならではの暑熱課題に対し、屋根断熱から一歩進んで大型空調を試験導入したK社様の事例をご紹介しました。真冬のデモで従業員が体感できたことが導入の決め手となり、実際の稼働後も「涼しくなった」「自分たちのエリアにも」といった前向きな声が多く聞かれています。
今季はまだ試行運用の段階ですが、電力面やコスト面の検証を重ねながら、必要に応じて追加設置も視野に入れているとのことです。同じように工場の暑さ対策に悩まれている方にとって、今回の事例が判断材料の一つになれば幸いです。
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