施工事例 case study
- 工事費用
- 3500万
- 工 期
- 二か月半
- 業務内容
- 屋根改修・太陽光パネル設置工事
- 所在地
- 兵庫県加東市
築年数の壁を越えて、断熱防水と太陽光発電を一度に実現。
兵庫県加東市で事業を展開するO社様。旧耐震基準の工場建物の屋根が経年劣化し、夏場の暑さによる作業環境の悪化が長年の課題となっていました。
「従業員が働く環境をとにかく良くしていきたい」という社長様の強い思いのもと、暑さ対策と省エネを同時に実現する方法を模索し、工場再生.comへご相談いただきました。
暑さ対策も、防水も、耐震も。どれひとつ、後回しにできなかった
施工前|劣化・汚損が進行したスレート屋根

施工前のスレート屋根。全面に汚損・苔・劣化が広がり、部分的に補修パッチが貼られた跡も見られる。ベンチレーターの錆も進行しており、防水性能・断熱性能ともに著しく低下した状態だった。
暑さ・劣化・重量制限――三つの課題が重なった旧耐震工場の現実。
夏場の工場内の暑さが深刻で、作業員の労働環境改善が急務でした。屋根自体も経年劣化が進んでおり、防水性能の低下も懸念されていました。また建物が昭和56年以前の旧耐震基準で建てられていたため、屋根に重量物を載せることへの不安もあり、一般的なカバー工法では対応が難しい状況でした。太陽光パネルの設置も検討していたのですが、屋根の重量問題がネックになっていて、どうすれば実現できるかが大きな悩みでした。
課題を整理し、三つの解決策をひとつにまとめた提案内容
撤去ゼロ・重量最小限。断熱防水と太陽光パネルを両立した提案。
旧耐震建物への重量負担を最小限に抑えるため、カバー工法ではなく断熱防水工法を採用しました。断熱材(20mm)を吹き付けたうえで防水層・トップコートを施工し、その上に太陽光パネルを設置する工程です。
ただし断熱材の上にパネル固定用の金具を直打ちするとめり込んでしまうという課題がありました。そこで事前に墨出しをして金具の設置位置を特定し、その箇所だけ断熱材の吹き付け厚を薄くすることで、金具をしっかり固定できる強度を確保しました。屋根の軽量化・断熱防水・太陽光パネル設置を同時に実現した施工です。
「この会社なら解決できる」と思えた、具体的な提案力が決め手。
旧耐震建物への対応と太陽光パネル設置を同時に叶える提案ができたことが決め手でした。「重さが持たないからカバー工法は無理」という制約のなかで、断熱防水工法という別のアプローチを提示できたこと、そして金具のめり込み問題も事前の墨出しと吹き付け厚の調整で解決できると具体的に説明できたことで、信頼していただけました。暑さ対策・防水・太陽光発電という三つの課題をまとめて解決できる点も評価していただきました。
稼働を止めない、断熱・防水・太陽光の一貫施工

断熱防水施工完了後の屋根。既存のスレート屋根全面に断熱材を吹き付けたうえで防水層・トップコートを施工し、白く均一な仕上がりに一新されています。新設されたベンチレーターとの取り合い部分も丁寧に処理されており、隙間なく防水層が形成されているのがわかります。採光用の波板部分を除いた屋根面全体に断熱防水が施されており、この後太陽光パネルの設置へと工程が続きます。

断熱防水施工完了後の屋根面に、太陽光パネル固定用のアルミ架台レールを取り付けている様子。事前の墨出しによってパネル設置位置を正確に特定し、断熱材の吹き付け厚を調整した箇所に金具をしっかりと固定しています。めり込みや歪みが生じないよう強度を確保しながら整然と配置されており、この後パネルの設置へと工程が続きます。
稼働しながら、屋根を一新する
作業は屋根上が中心だったため、工場内の稼働にはほとんど影響がありませんでした。断熱材の吹き付けから防水・トップコート・太陽光パネル設置まで、工程を細かく管理しながら進めたので、生産ラインを止めることなく施工を完了することができました。
施工後から実感。三つの機能が、工場の日常を変えた
施工後、防水・断熱・発電、三つの機能を一度に手に入れた屋根へ。

施工完了後の屋根。断熱防水層の施工により屋根全体が白く一新され、その上に太陽光パネルが整然と設置されている。
防水・断熱・発電
の三つの機能を一度に確保した状態。
「涼しくなって、作業がしやすくなった」――従業員の声が、成果を証明した。
施工した工場とまだ施工していない工場で、温度が全然違うと従業員から声が上がるようになりました。「涼しくなって作業がしやすくなった、ありがとうございました」という言葉が社長のもとに届いていると聞き、工事をやってよかったと感じています。太陽光パネルの発電量も想定通りで、工場内の電気代をほぼ賄えるほどの実績が出ています。
暑さ対策・省エネ・耐震対応をまとめて解決。費用対効果は想像以上でした。
太陽光パネルの発電により、工場内の電気代をほぼ賄えるほどの発電量が確保できています。断熱防水による空調効率の改善も加わり、光熱費の削減効果は施工後から実感できています。旧耐震建物への対応・暑さ対策・省エネをまとめて解決できたことを考えると、投資対効果は非常に高いと感じています。
同じお悩みをお持ちの方へ。まず現地を見てもらうことが近道です。
「旧耐震の建物だから重い工法は無理」「暑さ対策と太陽光パネルを両立したい」と思いながら踏み出せずにいる方は多いと思います。建物の構造上の制約があっても、工法の組み合わせ次第で解決できるケースは少なくありません。まずは現地を見てもらうことが一番の近道です。工場再生.comでは無料の現地調査から対応していますので、お気軽にご相談ください。
三つの課題を一度に解決できた、印象深い案件でした。
担当者より
O社様の工場は旧耐震基準の建物だったため、重量増加を避けながら断熱・防水・太陽光パネル設置を同時に実現することが最大のテーマでした。カバー工法では重量負担が大きすぎるため、断熱材吹き付け+防水工法を選択し、屋根の軽量化を図りながら断熱性能を確保しました。
最も工夫が必要だったのは太陽光パネル固定金具の施工です。断熱材の上への直打ちではめり込んでしまうため、事前に墨出しで金具位置を特定し、その箇所だけ吹き付け厚を薄く調整することで、強度を確保しながらパネルを安全に設置しました。
従業員の労働環境改善を最優先に考える社長様の思いに応えるべく、暑さ対策・防水・省エネの三つを一度の施工で実現できたことは、私たちにとっても印象深い案件です。施工後のアフターフォローも無料で対応しておりますので、気になる点があればいつでもご連絡ください。
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